冷たいものがしみるのはなぜ?知覚過敏の原因と歯医者で行う効果的な治療法

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冷たいものがしみるのはなぜ?知覚過敏の原因と歯医者で行う効果的な治療法

冷たいものがしみるのはなぜ?知覚過敏の原因と歯医者で行う効果的な治療法|武蔵小金井駅徒歩2分の歯医者・歯科「クオーレ歯科クリニック」

こんにちは。「クオーレ歯科クリニック」院長の山田 拓です。

冷たいお水を飲んだときや、アイスクリームを食べたときに、歯に「キーン」と走るような痛みを覚えたことはありませんか?
「虫歯ができたのかな?」と不安になって鏡を見てみても、黒い穴や目立った変化が見当たらず、「様子を見よう」とそのままにしてしまう患者さんは少なくありません。

一瞬しみてすぐに治まる症状の多くは、「知覚過敏(象牙質知覚過敏症)」によるものです。
「虫歯じゃないなら大丈夫」と我慢を続けてしまう方もいらっしゃいますが、知覚過敏は歯や歯ぐきが傷ついているサインでもあります。放置すると、痛みが悪化したり、しっかりと歯が磨けなくなることで虫歯や歯周病を誘発したりする危険性があります。

この記事では、知覚過敏が起こるメカニズムや日常に潜む原因、歯科医院で行う体や歯に優しい治療法について、分かりやすく解説していきます。冷たいものがしみる不快感から解放され、毎日美味しく食事を楽しんでいただくための参考になれば幸いです。

 

目次

 

1. 一瞬キーンとしみる「知覚過敏」とは?虫歯との違い

まずは、知覚過敏がお口の中でどのようにして起こっているのか、そのメカニズムについてお話しします。

知覚過敏が起こる仕組み(エナメル質と象牙質)

健康な歯の表面は、「エナメル質」という体の中で最も硬い組織で覆われており、神経を守っています。しかし、何らかの理由でこのエナメル質が削れたり、歯ぐきが下がって歯の根元が露出したりすると、内側にある「象牙質(ぞうげしつ)」がむき出しになります。

象牙質には、「象牙細管(ぞうげさいかん)」と呼ばれるごく細い無数の管が通っており、歯の中心にある神経へとつながっています。ここに冷たいお水や温かい飲み物、風などの刺激が加わると、管を通じてダイレクトに神経へ伝わり、「キーン」とした一瞬の強い痛みを感じるようになります。これが知覚過敏の正体です。

虫歯の痛みの現れ方との違い

「知覚過敏」と「虫歯」は、どちらも歯がしみますが、痛みの現れ方に違いがあります。
知覚過敏の場合、刺激を受けた一瞬だけ痛みが走り、刺激が去るとすぐに治まるのが特徴です。一方、虫歯の場合は、冷たいものだけでなく温かいものもしみたり、何もしなくてもズキズキと痛みが持続したりすることが多くなります。

ただし、見た目だけでは自己判断が難しいケースもありますので、症状がある場合は早めに歯科医院でチェックを受けることが大切です。

 

2. 冷たいものがしみる主な4つの原因

象牙質が露出してしまう背景には、日頃の生活習慣や習慣的な力が大きく関係しています。

1. 強い力でのブラッシングや研磨剤の影響

歯を綺麗にしようとして、歯ブラシを強い力でゴシゴシと動かしていませんか?
過度な力でのブラッシングを毎日続けていると、歯の表面のエナメル質や、根元の柔らかい象牙質がすり減ってしまいます。また、研磨剤が多く含まれる歯磨き粉を大量に使うことも、歯を削ってしまう原因の一つです。

2. 睡眠中の歯ぎしり・食いしばりによる歯の摩耗

寝ている間の歯ぎしりや、日中の無意識の食いしばりは、歯に体重の数倍もの凄まじい力を加えます。
強い力がかかり続けることで、歯の根元のエナメル質が目に見えないレベルで弾け飛ぶように崩落(くさび状欠損)したり、歯の噛み合わせ面がすり減ったりして、象牙質が露出してしまいます。

3. 歯周病や加齢に伴う「歯ぐき下がり」

歯ぐきが退縮して下がることで、本来歯ぐきの中に隠れていた「歯の根っこ」が表面に出てきます。歯の根っこにはエナメル質が存在しないため、象牙質がそのまま露出してしまい、冷たいものが刺激となってしみやすくなります。
歯ぐきが下がる最大の原因は「歯周病」ですが、加齢や誤った歯磨き方法によって引き起こされることもあります。

4. 酸性の強い食べ物・飲み物による歯の溶解(酸蝕症)

柑橘類、ジュース、黒酢、ワイン、炭酸飲料など、酸性の強い食物を日常的に好んで口にする習慣があると、酸によってエナメル質が少しずつ溶け出していきます(酸蝕症)。溶けて薄くなったエナメル質から象牙質へと刺激が伝わりやすくなり、知覚過敏を発症します。

 

3. 放置は危険!知覚過敏が招くお口のトラブル

「一瞬しみるだけだから」と痛みを我慢して放置していると、知覚過敏自体の悪化だけでなく、二次的なトラブルを引き起こすリスクが高まります。

痛みを避けるために、無意識のうちにしみる部分の歯磨きを避けるようになってしまうことがよくあります。すると、その部分にプラーク(歯垢)が溜まり、結果として本物の虫歯になったり、歯周病が一気に進行したりする悪循環に陥ってしまうのです。

また、知覚過敏だと思い込んでいた痛みが、実は詰め物の下の隠れた虫歯(二次カリエス)だったというケースも少なくありません。早期発見・早期対応が、結果として大切な歯を長持ちさせることにつながります。

 

4. 歯科医院で行う知覚過敏の主な治療法

知覚過敏の治療は、歯を大きく削ったりする処置を必要としないケースがほとんどです。当院では患者さんの症状に合わせて、痛みに配慮した段階的なアプローチを行います。

薬の塗布(コーティング剤・知覚過敏抑制剤)

軽度の知覚過敏の場合、むき出しになった象牙質(象牙細管)の穴を塞ぐ専用の薬剤やコーティング剤を塗布します。
薬剤を歯の表面に塗り、光を当てて固めることで、刺激が神経に届かないようにバリアを作ります。数分の処置で完了し、痛みもほとんどありません。

レジン(プラスチック)による露出部分の保護

歯の根元が大きく削れて凹んでしまっている場合や、コーティング剤だけでは改善しない場合は、歯科用の白い樹脂(レジン)を詰めて補強します。
欠けた部分を綺麗に埋めることで、冷たいものの刺激を物理的に遮断すると同時に、見た目も美しく整えることができます。

ナイトガード(マウスピース)による負担軽減

歯ぎしりや食いしばりが原因で歯がすり減っている場合は、就寝時に装着する透明なマウスピース(ナイトガード)を作製します。
ナイトガードを装着して眠ることで、歯にかかる過剰な圧力を分散させ、歯の摩耗や知覚過敏の進行を防ぐことができます。保険適用で作製が可能です。

 

5. ご自宅でできる予防とセルフケアのポイント

治療と並行して、ご自宅での日々のケアを見直すことも非常に効果的です。

  • 知覚過敏用の歯磨き粉を使用する:硝酸カリウムや乳酸アルミニウムなどの成分が含まれる歯磨き粉は、神経への刺激伝達をブロックする働きがあります。継続して使用することで、徐々にしみる症状が和らいでいきます。
  • 適正な力で歯を磨く:歯ブラシは鉛筆を持つように軽く握り(ペングリップ)、毛先が広がらない程度の優しい力(150〜200g程度)で小刻みに動かしましょう。
  • 柔らかい毛の歯ブラシを選ぶ:歯ぐきが下がっている方や知覚過敏の傾向がある方は、歯や歯ぐきを傷つけにくい「やわらかめ」の歯ブラシを選ぶことをお勧めします。

 

6. まとめ ─ しみる痛みを我慢せず、お気軽にご相談ください

冷たいものが一瞬しみる症状は、決して「年だから」「我慢すればいい」と片付けられるものではありません。お口からの大切なSOSのサインです。

原因をしっかりと突き止め、適切なケアや処置を行えば、知覚過敏の不快感は大幅に改善することができます。当院では、患者さんのお悩みやライフスタイルを丁寧にお伺いし、痛みに配慮した優しい治療をご提案しております。

武蔵小金井で知覚過敏や歯のしみる症状についてのご相談なら、クオーレ歯科クリニックへお任せください。
皆様が冷たいものを美味しく食べられ、笑顔で過ごせる毎日をしっかりサポートさせていただきます。

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監修者情報

山田 拓|武蔵小金井駅徒歩2分の歯医者・歯科「クオーレ歯科クリニック」

医療法人社団 CUORE クオーレ歯科クリニック 理事長
山田 拓

神奈川歯科大学を卒業後、千葉県、都内、神奈川県で経験を積み武蔵小金井で開業。
日本歯周病学会、国際インプラント学会、国際口腔インプラント学会に所属し、予防歯科をはじめ一般歯科、審美歯科(セラミック/ホワイトニング)、インプラントを得意としている。患者様がご自分の歯で快適に過ごせるよう、「できるだけ抜かない・削らない治療」を実践し、患者様のクオリティオブライフの向上に貢献。

経歴

所属学会